中標津町議会議員 髙 橋 善 貞
新年あけましておめでとうございます。
今年一年が明るい話題にあふれ飛躍する年になりますようお祈りいたします。
昨年は、新型コロナ・オミクロン株の大流行、ロシアによるウクライナ侵略、エネルギー危機や急速に進展する円高による物価高などが地方にまで及び、中標津町民の生活に大きな影響が生じました。
特に基幹産業である酪農はコロナ禍とロシア・ウクライナからの穀物等輸入が閉ざされ、営農に必要な肥料・飼料・資材の高騰、生乳の生産調整と乳牛の取引価格の暴落など過去に経験したことのない危機に直面しております。
この状況から9月末にJAなかしべつ・JAけねべつから、中標津町議会に対し、私の知る限り初めての農業生産資材高騰対策を求める「請願書」が提出・受理され、10月臨時議会において全会一致で請願は採択されました。
この請願を受け12月定例会で対策事業費1億2千8百万円の補正予算が議決されました。
しかし、現在の社会情勢から判断すると、今後の商工業・農業を取り巻く環境が改善される可能性は非常に厳しく「これで終わり」の支援でなく、将来を見据えた生産者・経営者・労働者等の声を反映していく必要を感じております。
これから始まる3月定例会で提案される令和5年度中標津町各会計予算が、町民の目指す「まちづくり」に合致しているのか、政策は本気で「住みやすさNO1のまち」を目標としているのか、議会は行政側と十分な議論をしていく必要があります。
議会改革は過去の「経験」「思い出話」「前例主義」「慣例」から決別し、新たな発想で議会活動を積み重ねていく事が重要です。
18名の議会議員を15名にすることで、過去からの議会から新しい時代の議会へ一歩踏み出し、議会の活性化につなげていく大きな目標をもって一年間の議会活動を行いたいと思います。
皆様の変わらぬ御支援・御協力をお願いいたします。
最後に、今年が皆様にとって幸多き一年となりますことを心より御祈念申し上げ新年の御挨拶といたします。
本年もよろしくお願いいたします